射精障害の分類と原因

射精障害という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?射精障害とは、勃起には問題がなくても、射精ができない状態を言い、逆行性射精、早漏・遅漏、膣内射精不能などに分類されます。

■射精障害の分類

・逆行性射精
逆行性射精とは、精液が尿道をとおって外部に射出されずに、膀胱に逆もどりしてしまうことを言います。糖尿病や、前立腺や膀胱の手術後に発症するケースが多く、また、脊椎損傷などによっても起こります。治療としては、膀胱から精子を採取したり、前立腺に刺激を与えたりして精子を採取し、人工授精法、場合によっては顕微授精等を行います。

・早漏・遅漏
早漏および遅漏は、主に、心理的な要因によるもので、カウンセリングなどの心理療法が中心となります。

膣内射精不能
膣内射精不能においては、マスターベーションで射精ができても、膣内では、射精できないケースが半分以上を占めます。原因としては、誤ったマスターベーションや性交に集中できないことが挙げられます。誤ったマスターベーションとは、布団や手のひらに強くこすりつけることなどを指します。 すなわち,マスターベーション時に手を使わず,陰茎の一点(おそらく包皮小体付近:陰茎先端部の腹側にあります)を刺激する押し付け型と思われます。この押し付け型はマスターベーション時に入力される知覚刺激が通常の手で行われるマスターベーション(性交時と同じ刺激経路)と異なるため,実際の性交時には刺激が足りず、膣の刺激では射精が起きにくくなってしまいます。

膣内射精不能の治療としては、正しいマスターベーションを訓練して、膣の刺激でも射精するように指導します。性交に集中できない場合は、性的なイメージを空想して集中力を高めます。

■射精障害の原因

?心因性
?脳の器質的な障害
?射精を抑制するような薬物の使用
?誤った自慰行為        

ストレス社会の弊害として男性の場合、心理的な理由でインポテンツ(ED)や射精障害が増えている事がおわかり頂けたと思います。男性の場合、今までまったくそんな事を心配したこともないのに急に射精が出来なくなって真剣に悩んでいる人も多いと聞きます。専門医への相談は悩み解消の第一歩です。

男の沽券に関わる部分でもあるので人に相談もしないで放置しているケースも多いようです。しかし、射精障害みたいな症状は身体の危険信号と受け取るべきです。その信号を的確に読み取り、早期の治療を受けることが最も本人にもご夫婦にも良い選択だと思います。