■サブスタンスPの痒みと肥満細胞
肥満細胞は、アレルギーなどの多くの痒みで重要な役割を演じ、SP の痒みも肥満 細胞の histamine を介して起こると考えられています。マウスでも SP による掻き反応が 肥満細胞を脱顆粒させる compound 48/80 で抑制されたことから、肥満細胞の関与が推測されました。
しかしながら、肥満細胞欠損マウスに SP を投与しても、明らかな掻き動作を惹起し、その程度は対照マウスと明らかな差異が認められませんでした。また、肥満細胞欠損マウスの SP に対する反応が compound 48/80前処置で抑制されました。そこで、 histamine で掻き動作を示す ICR 系マウスにヒスタミンH1 受容体遮断薬chlorpheniramine を予め経口投与したところ、histamine の作用は抑制されましたが、SP の作用は全く影響を受けませんでした。 [記事全文]